まずはオルゴール部分。ゆりかごの「狂気に気付いても~『もう骨になってる』と」。
この曲歌詞がまず怖いですよね...前半との差が...ね....!
まあそれは置いといて、
改竄前の物語は便宜上くんによると
「【彼女】には幼子が居た。あらゆる地平に於いて多くの親がそうで或るようだが、
其れらに輪を掛けて溺愛と呼ばれる状態に在った。
しかし其の子供は然る事情に依り死んでしまう。
その堪え難い《喪失》から目を逸らした女は、
骨と化した我が子を抱いたまま陽光の中を彷徨う・・・・・・。」
確かに親はみんな子が大好きですよね~サンホラでは。
然る事情とはなんぞや?ですが。
・その堪え難い《喪失》から目を逸らした女は、骨と化した我が子を抱いたまま陽光の中を彷徨う・・・・・・。
個人的なアレですが「ぐずつきもせず、いい子なんです」。ここが特に怖いです。
で、改竄後はどうでしょうか。
まず子供との散歩らしきシーンから始まります。めっちゃ平和です。
それで昔の話にいくんですが・・・
この子も名前が不明なので言の葉ちゃんでいきます( ・ω・ ́)ゞ
母親が病で倒れ、父親も荒れた冬の海に逝ってしまいます。
それからはしばらく塞ぎ込んでいた言の葉ちゃん。周りの方の励ましも届きませんでした。
ですがそんな時とある海辺で一人の男性と会います。優しい声色をしていたけど彼の眼は獣のようにギラついていました。それでも全てを許して彼を受け入れます。
が、赤子と言の葉ちゃんを残して男は失踪。なんてやつだ・・・。
子供を生きる希望にして、言の葉ちゃんは「もう一度信じてみよう!」と決意します。
そんなある嵐の夜に子供が熱を出してしまいます。まだ電話の普及率も低かったこの頃、周りの人が親切に本土の病院に電話を掛けてくれ、更に嵐の夜なのに危険を顧みずに漁船を出してくれました。しかしなかなか診てくれる医者はおらず・・・最後には白ひげ先生が助けてくれて、なんとかなったみたいです。
蛇足ですがこの後の通販っぽいの、Now on saleと治せるって・・・(゚д゚)
それから言の葉ちゃんは白ひげ先生の診療所へ通う内に身の回りのお世話を始めます。
白ひげ先生も色々な悩みや哀しみを抱えていたみたいです。海を見つめる瞳が~なのでもしかするとハロウィンと夜の物語に関係が・・・?まあこの話はあとで。
恋心を白ひげ先生に抱く言の葉ちゃんですがなかなか言い出せずにいたようで。言えなかった言の葉ですね。
で、現実と向き合うことを決意します。
そういえば「私の愛した人たちはみな私の前からいなくなった」の部分、赤子も含まれていたとすると・・・。
最後に手紙が届くのですが風にさらわれて結局読めずに終わり・・・。
白ひげ先生のお名前はジョン、らしいですね~?
今回は子供の死を否定したのではないかと思います。
で、ハロウィンと夜の物語との関係性についての根拠のない考察なんですが。まずいくつか繋がる部分があるんですよね。
①星の綺麗な夜の「《希望》を抱いたまま『第二の囚人』となる… 五人いりゃその中で一人は…
高熱に浮かされたままで《幻想》を見る… And they were gone far away… 」
言の葉の「病に倒れた母が逝く... その様を... 父と二人見送った... 長い永い夜...
荒れた冬の海に父も逝き... 亡骸を... 一人見送った・・・・・・」が同じメロディ
②海を見つめる瞳が時折不意に遠くなる
棺桶船のことではないか、と。
③朝までハロウィンに黒猫が出てくる
これを踏まえると手紙についても繋がりが見えてきます。
①「あなたが立派なお医者様になるまでに私も随分歳をとってしまいました」
=年が離れている
②「古い記憶のせいで、自分に厳しくあたっていませんか」
=朝までハロウィンの出来事
白ひげ先生=ジョニーという可能性が出てきます。すると手紙の送り主はケイトもしくはディアナではないか。
ここでどこを改竄したのか、ですが「白ひげ先生」がいたかいないかではないでしょうか。
そうなるとひとつの疑問が浮かび上がります。「朝までハロウィン」は便宜上くんが改竄した物語だったのではないか、という疑問です。
つまりまとめると、
ゆりかごでは赤子が死に、言の葉では死んでいない。
→白ヒゲ先生がいたからでは。
白ヒゲ先生=ジョニーだとすると、朝までハロウィンで黒猫が出ている。
黒猫が出て来たことによってハロウィンの列が遅れ、
レニーはハロウィンを最後まで終われなかった。
そのことを悔やんでジョニーは医者になり、
ゆりかごの赤子を助けることができた。
ということにはならないでしょうか。更に言うと星の綺麗な夜で「第九の現実など見たくはない」というフレーズが出てきます。これは一体・・・?
はい、突飛な考察でした~(:3」[_]
旅人の数だけ答えがあるので・・・検証とかさっぱりなので・・・うん・・・察してやってください(´-`)
次は憎しみを花束に代えてです。